yaranebapapa’s diary

これまでの人生?

これまでの人生?第3章、2

バタバタと自宅に帰って来た、私達。

親父からとりあえずお前仕事探せよ!と一言だけ言われて、わかった。でこの件は終了!

あんだけ言っときながら、よっぽど親父は親方に頭にきたらしい。

母親の話ではお父さんは、あんな感じだけど、アンタは我が子だし自分も弟子だった事もあるし、今じゃ若い子も育てる立場だから、とくにそんなヤツに預けられないと、思ったみたいよ。って後から聞いた。

そんな感じで私はイキナリ無職に。

参ったな〜どうしたものかと思っている時。

友達の家に遊びに行ったら、そこの親父さんが現場関係の親方で、付き合いのある大工の親方が居るから、聞いてみようか?って事で、聞いてもらったら、若い子を探してたみたいで、即採用!また弟子からのスタート。

そこは今は親方一人で弟子を丁度探してたらしく、明日からでもとの事で次の日から新しい職場に。

今までいた親方のところは、朝から作業場の掃除をして、親方と職人が来るまでにコーヒーいれて、道具の手入れして、現場へみたいな感じだったから、同じつもりで行ったら拍子抜け。

親方の自宅兼事務所に行ったら、親方からとりあえず上がりなって言われて、事務所にそしたら親方自らコーヒー入れてくれて、ビックリ。

俺がしますって言ってみたが、いいから座ってろ!なんか感じが掴めずにいると親方から、あのなお前さ、前に居たとこで昔の弟子の扱いされてたんだろ?って聞かれて、はい。あんなこんな事でしたって答えたら、親方大爆笑!

今時そんな事してたら、続かないよ〜よく耐えてたな?って言われて???の私。

俺はな!仕事が出来りゃそれでいいと思うタイプだから、あんまり気を使うなよ!だって。

とりあえず給料だけど、一応お前幾ら貰ってたの?って聞かれ、住み込みで5万です!って答えたら、また爆笑!

マジか?いくらなんでもそりゃないだろって、それで生活出来ないだろ?って言われまあ、なんとかやってましたが、足りませんでしたっつて言ったら、わかった!でもまだ見習いだから、余計にはやれないけど、日に6000円でどうだ?って言われてその時は正直、弟子で6000円も貰えると思ってなかったから、即答でお願いしますって、給料が決定。

じゃあとりあえず作業場行くかって言われ、付いていくとビックリ!正直汚い。

この親方は、ちゃんと弟子開けして大工になったらしいけど、どこで修行したらこうなるのかってぐらい、汚い。

また親方から汚いなぁと思ってるだろ?って言われて、素直な私、はい!即答。

今日は特別散らかってるけど、いつも綺麗でもないから、ははは!ってそんな感じでいいのかよって思ってたら、とりあえずこの辺片付けて、ちょと作り物するから手伝えって言われて、またビックリ。

前は弟子の仕事の片付けをこの親方は、自分もやるみたい。

親方曰く、二人でした方が早いだろ?

確かに早いが、なんか勝手が違うと思う私。

まあその内慣れるだろうから、とりあえず仕事覚えろとの事。

それからパパッと片付けて、早速作り物。

大工なので、切込みか墨付けかと思ってたら、なんとちゃぶ台ほどのテーブル作り。

前の職場では見たことのない材料ばかり、骨組の材木はわかるが、化粧板がその当時では見た事無いほどの、材料で骨組みしてそれを切って貼り付ける。今まで木造住宅専門でやってきたから、初めての経験。

そしたら親方が、あのな昔ながらの大工はそれはそれで凄いけど、凄いだけでこれから先仕事なんて取れないから、なんでも出来てた方がいいだろ?だから俺は手道具も使い捨てのヤツに替えて、電動工具類は時間が短縮出来るなら、早速買うし仕事は道具がすると思ってるからな!

なるほどそう言われれば、道具箱に高い道具が無い!

ノミも使う時にしか研がないし、ノコの目立てしなくていい、使い捨て。

そのかわりに、電動工具類は大量にある。

はじめての経験で戸惑いながらも、見よう見まねで手伝ってると、あっという間に出来上がり!

仕上がりは全く問題ないレベルで、既製品で売ってるレベル。

は〜〜大工はこんな事も出来なきゃいけないんだと感心してると、親方からコレを現場に持っていくから、出かけるぞとの事。

トラックに積み込み、現場に到着!

え?ココ?私は住宅だと勝手に思ってましたが、着いた所は飲食店!

親方はさっさと降りて、まだ暖簾の出てないお店へ。

親方に付いていくと、お店の大将らしき人が、オー!もう出来たの?

出来たよ!とりあえず設置するから、入れていいかな?

私?かなりフレンドリーな感じだと思いながらも、テーブルを搬入して、設置してるとお店の中のテーブルは、全て同じ物でした。

設置が終わると、大将がまだメシ食ってないだろ?とりあえず座って!と言われたので親方と座っていると、親方が、あの大将は俺の古くからの友達で、この店を出す時に俺に頼んで来たから、スケルトンだった物件を一から作ったんだよ!

また私?えー?マジか!店舗もやるんだと思いました。