yaranebapapa’s diary

これまでの人生?

これまでの人生?第3章、1

高校中退後に親父の友達の紹介で、大工の住み込みで弟子入りしいました。

地元から数駅ほどしか離れてませんが、新天地での生活が始まりました。

この時代でも珍しく、親方の家に住み込み。

親方の家族と同居生活でしたが、親父から絶対職人になるまで、辞めるなよってキツく言われて、弟子入りしました。

私の親父は自分が中学校でてから、職人になるまでやり遂げたので、当たり前の感覚でした。

初めはいきなり他人の家での生活で戸惑いましたが、女将さんがとても良く可愛がってくれ、次第に親方家族ともなれて来た頃。

週末に実家に帰ったら、仲間達から遊びの誘いがあり、久しぶりに地元の友達と遊ぶ事になったんですが、そこでとんでもない出来事が!

ボス君です。この頃までボス君は色々な事情の元に、県外にいたのですが近いうちに帰ってくるとの事。

しかもある団体を脱会して、地元に帰ってくるそうなんです。

その時遊んでた仲間に連絡があったらしく、私達はまたやなのが帰ってくるな〜〜なんて話しをしながら、地元の駅にいたらボス君の従兄弟が登場!

なんで?こんな時間にここに?と思ってたら。

従兄弟君がお前達も来てたの?なんて言い出した。

何のことかわからずにいると、ホームに電車が!

おう!っと声が聞こえた方を見ると、バチーっとスーツを着たボス君。

あらら今日だったのね〜〜な私達。

従兄弟君がコイツらと、迎えに来たよ!

なんて言ってる。訳がわからずにいると、私達の方にボス君が来て、わざわざありがとうな!

って言うじゃありませんか。

前のボス君からは想像もつかない言葉に、みんな唖然!どう言う事?なんかあるんじゃないの?みたいな感じでいると、従兄弟君が私の耳元で、いいから話合わせとけ!

ボス君それで喜んでるんだから、そう言う事にしとけだと!

この時従兄弟君が策士である事に気付きました。

てな感じで、迎えに来た事にして、色々話してると、ボス君は母親だけでしたが、別れた親父さんに母親が手がつけれないからと相談したらしく、無理矢理団体に入れられ、部屋住みで鍛えられて、大人しくなってきたから地元に帰ってもいいと許しが出たらしく、帰って来たとの事。

どんな親だよと思いながら、聞いているとボス君が、今まで悪かったね。俺デタラメしてきたからさ。なんて言うじゃありませんか!

みんな唖然!本当にこの人は変わったのか?とみんなが思ってると、従兄弟君がすかさず、コイツらも俺が言っといたから、わかってると思うから、昔の事はもういいじゃない!って

あの〜〜貴方の頭の中どうなってるんですか?って聞きたいぐらいの策士ぶり。

まあ害がなけりゃ一応、頭だからまあいっかと思い、従兄弟君と帰って行く姿を見送り、みんなで相談会。

マジでボス君変わったのかな?

従兄弟君の策士ぶり!

みんな思う事は同じで、とりあえず害が無いからいいんじゃない?って事でみんな納得。

今日は解散!でみんな帰路へ。

それからは、何事もなく数ヶ月過ぎて、私は念願の免許取りに行って、やっと自由に行動できる手段を手に入れ、遊びに夢中になりすぎて、親方から大目玉をくらいました。

その時の話ですが、週末に成ると地元に帰り遊びまくる生活。今では考えられませんが、この時働いてはいたのですが、住み込みの弟子でしたので、月給5万ジャスト!

遊ぶと言っても、金のかかる遊びはできませんから、バイク乗り回してただけ!

そこで親方から、遊び過ぎだろお前!ちゃんと仕事しろ!って言われて言い訳ですが、若かったのと、給料の安さに嫌気が指してたのもあり、ムスッとしてたら親方から、大体からお前なんていらなかったんだよ!弟子も取るつもりもなかったし、◯さんからの紹介だったから、仕方なく取ったんだから辞めるなら辞めろ!

えー!初めからいらなかったのかよ?と思った私、売り言葉に買い言葉。

わかりましたじゃあ辞めます。お世話になりました。

と言ってしまって、親父の顔が浮かんだ!ヤバ!親父に職人になるまで、辞めるなよ!半端なマネするな!とキツく言われてましたので、冷や汗が!だが時すでに遅し、仕方なく一旦実家に帰って、後日荷物を取りに来ますと言って、実家に帰りました。

実家で親父の帰りを待ってる間に、母親には説明して、ドキドキしながら待ってました。そこに親父が帰宅。私を見るなり。

あら?お前なんで平日にウチにいるんだ?

はいやっぱり来ました!そこで意を決して実はと親方とのやり取りを説明したら。

は?何?

ヤバイ間違いなくこりゃ、俺がやられるパターンと思い、歯を食いしばってるとイキナリ電話しだした親父。

母親と私はなんだ?どこに電話してる?と思ってたら、親方に紹介してくれた◯さんだった。

◯さんあのさ?ウチのバカが帰って来てんだけどさ?バカの話じゃ◯さんの紹介じゃなかったら、弟子なんていらなかったみたいなんだ親方!

だからさ一応筋と思って◯さんに電話したんだけど、ウチのバカ今日限りで辞めさすから、ありがとさん!じゃ!って電話切っちゃった親父。

あの〜〜どう言う事ですか?と思っていると、親父から◯さんもう知ってたよ、お前が辞めた事。で悪かったの一言もなかったから切った。と親父。

お前さそんな親方に付いてく必要ないから、すぐ荷物とり行くぞ!って予想外の展開に、おどおどする俺に親父が、あのな?親方ってヤツは弟子を取るときに、そいつの人生も預かるって事なんだよ!

だからな初めからいらなかったなんて言う親方は、俺からすれば親方じゃない!だからすぐ辞めろ!しょーもない親方紹介しやがって、◯さんも◯さんだから、もう付き合いしないから、大丈夫だと。

て事ですぐさま、親方の家に荷物を取りに行って、親父は親方にお世話になりましたとだけ伝えて、さっさと帰ってきました。

長くなったので、次のへ!